職業実践専門課程

専門学校のうち、企業などと連携しながら実務の最新知識・技術・技能を身につけられる実践的な職業教育に取り組んでいる学科を、文部科学大臣が「職業実践専門課程」として認定しています。

当学園では、認定初年度 平成26年4月に規程要件を満たし、5校 2年制 全18学科が認定されています。

令和3年3月25日現在、全国で1,070校(38.5%)、3,149学科(42.3%)が、「職業実践専門課程」の認定を受けています。※文部科学省ホームページより

職業実践専門課程の目的

専修学校の専門課程(以下「専修学校専門課程」)であって、職業に必要な実践的かつ、専門的な能力を育成することを目的として専攻分野における実務に関する知識、技術および技能について組織的な教育を行うもの(以下「職業実践専門課程」)を文部科学省が認定して奨励することにより、専修学校専門課程における職業教育の維持向上を図ることを目的とする。

職業実践専門課程の主な要件

修業年限が2年以上であること


専門分野に関する企業・団体等(以下「企業等」)との連携体制を確保して、授業科目の開設、その他の教育課程の編成を行っていること


企業等と連携して、実習、実技、実験または演習の授業を行っていること


全過程の終了に必要な総授業時間数が1700単位時間以上または総単位数が62単位以上であること


企業等と連携して、教員に対し、専攻分野における実務に関する研修を組織的に行っていること


学校教育法施行規則第189条において準じる同規則第67条に定める評価を行い、その結果を公表していること


前号の評価を行うに当っては、当該専修学校の関係者として企業等の役員または職員を参画させていること


企業等の連携及び協力の推進に資するため、企業等に対し、当該専修学校の教育活動その他学校運営の状況に関する情報を提供していること


職業実践専門課程の展望

職業実践専門課程は、将来的に創設が期待されている「職業実践的に教育に特化した新たな枠組み」の先導的な試みとしても位置づけられています。また、一人一人に生き方にあったキャリアの実現や、個人と社会を繋ぐ「場」としての役割も期待されています。

「職業実践専門課程」に対する各方面の期待度も高く、現在、大学卒業後の3年以内の離職率が約3人に1人という高い状況の中、厚生労働省からも「離職者のキャリアアップ・キャリアチェンジ」を目的とした「中長期的なキャリア形成支援」の一翼を担う教育機関として「職業実践専門課程の認定を持つ専門学校」が期待されています。